タカラバイオ社長 仲尾功一氏(下)
出向 上から目線で失敗
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■実績を買われ、新会社の社長として出向。
中国・大連工場を立ち上げた後、試薬の開発に関わりました。課長だった1997年に売り出したのが、細胞に遺伝子を導入する効率を高める「レトロネクチン」という試薬です。米インディアナ大学と開発し、現在では年間10億円を売り上げる人気商品です。
こうした実績を買われ、2000年に新会社を任されました。宝酒造(現・宝ホールディングス)が51%、日本光電が40%を出資して立ち上げた「宝光...
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