〈回顧2022〉 演劇・伝統芸能 戦争の脅威、舞台に投影
復活の大名跡に期待
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戦争の脅威が舞台に色濃く投影された1年だった。ロシアのウクライナ侵略や北朝鮮の挑発行動が、創作者や観客の心理に大きな影響を及ぼしたからだろう。
異彩を放ったのは、劇団チョコレートケーキの「生き残った子孫たちへ 戦争六篇」だ。古川健作、日澤雄介演出による連続上演は「なぜ戦争を止められなかったか」という重い問いかけだった。新作「ガマ」が劇化したのは、沖縄戦の極限状況。「歴史は現在と過去の間の対話であ...
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