ウンカ襲来、コメ被害
稲の養分吸う害虫、警報・注意報24府県に
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稲の養分を吸い取る害虫「トビイロウンカ」が猛威を振るい、西日本を中心に打撃をもたらしている。今年警報や注意報を出したのは24府県(10月時点)に上り、特に九州は2年連続の「不良」となった。専門家は早めの防除や品種の分散などの対策が重要と呼び掛けている。
「玄米に色つやがなく、流通できないものが多い」。大分県日田市の農家、飯田隆さん(64)は10月に刈り取りを終えたコメの出来栄えを見て落胆した。大分...
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