ファナック、利益率底入れ
設備投資5000億円の回収期に、生産自動化進める
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ファナックの売上高営業利益率が上向いてきた。2020年3月期までの5年間は年平均1000億円規模を設備投資に充て、償却負担が利益率を押し下げていたが、この間の生産自動化で「ロボットがロボットを組み立てる」状況が拡大。需要回復が続けば本格的な収穫期を迎えそうだ。
「20年10~12月期以降は7~9月期より受注が増えそうだ」。ファナックの山口賢治社長は10月29日の決算説明会でこう語った。同社は21年3月期の純...
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