途上国、債務返済8.5兆円
今年35%増、世銀「政情不安の懸念」
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【ワシントン=高見浩輔】世界銀行は6日、途上国の債務返済が2022年に前年比35%増の620億ドル(約8.5兆円)を超えそうだと発表した。金利上昇や対ドルの通貨安で返済負担が重くなる懸念があり、マルパス総裁は「債務危機が激化している。対策を怠れば多くの国が財政危機や政情不安に直面し、何百万人もの人々が貧困に陥る」と警鐘を鳴らした。
同日公表したリポートで最貧国の債務を分析した。対外債務残高は21...
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