対象患者は限定的 浸透に時間
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光免疫療法ががんの標準的な治療の一つとして浸透するまでには、時間がかかりそうだ。保険適用に当たって試算された対象患者数は、ピークと見積もられる10年後に年416人。年2万人を超える頭頸部がん患者のうち、実際にこの治療を受ける患者はそれほど多くないと見込まれる。
比較的多くのケースで全身麻酔が必要になるなど、体への負担や副作用に対しても慎重な管理が求められる。国立がん研究センター東病院の田原信頭頸部...
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