緩和策との線引き曖昧
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日銀の新制度導入を巡っては市場関係者や日銀OBから異論が相次ぎ、政策論争の様相を呈している。
争点の一つは現在の金融緩和策とのすみ分けだ。日銀は新制度が金融システムの安定を目的としたプルーデンス政策であり、マクロ経済の安定をめざす金融政策ではないと説明する。
だが、日銀のマイナス金利政策は金融機関の日銀当座預金の適用金利をマイナス0.1%、ゼロ、プラス0.1%の3つに分け、それぞれの増減をコントロール...
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