食品値上げ、12月も145品
主要60品の9割で店頭価格上昇 消費者は「節約」、鈍る販売
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食品メーカーの値上げが12月も相次ぐ。帝国データバンクによると、主要105社が145品目を値上げする。店頭価格にも波及し、日経POS(販売時点情報管理)情報では10月は主要60品目の約9割で1年前より上昇した。そのうち約7割で販売数量が減少し、消費者の生活防衛意識は強い。物価の上昇に賃上げが追いつかず、個人消費の重しとなっている。
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