サウジ「石油の支配者」復権
強権統治に自信、経常黒字23兆円超 皇太子が訪日取りやめ
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ロシアのウクライナ侵攻が引き起こした世界のエネルギー危機と物価高騰は、中東の地政学に思わぬ変化をもたらした。サウジアラビアが多額の石油収入と余剰生産能力により「石油市場の支配者」として返り咲いたのだ。経済、外交で存在感を増し、実力者ムハンマド皇太子は強権的な統治に自信を深めている。
誰も進言できず
19日から予定されていた皇太子の来日が突然、中止となった。岸田文雄首相との会談やビジネス会議がセット...
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