物価、40年ぶり3.6%上昇 値上がり品目8割迫る
10月、サービスにも波及 エネ・生鮮除いても2%超
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10月の消費者物価上昇率が3.6%と40年8カ月ぶりの伸びとなった。資源高や円安を背景にインフレの裾野が広がり、調査対象に占める値上がり品目の比率は8割に迫る。低迷が続いたサービス価格の上昇率も0.8%と消費増税後の2015年3月以来の水準に高まった。物価高の勢いに賃上げが追いつかなければ景気の下振れ圧力が強まる。
総務省が18日発表した消費者物価指数は総合で前年同月比3.7%上がった。伸び率は...