観光と住民生活、奄美で両立探る
市道に予約制 車の夜間通行に苦情で「地元枠」導入へ
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世界自然遺産に登録された鹿児島県・奄美大島の中部にある奄美市道三太郎線で、観光と住民生活の両立を図る取り組みが続いている。希少種保護のため予約制の夜間通行ルールが昨秋試行されたが、夏などはツアーの予約で埋まり、通れない住民が反発。環境省などは「地元枠」を設けるなどした新ルールの実証実験を行い、来年の導入を目指す。
三太郎線は国の特別天然記念物アマミノクロウサギなどの夜間観察ツアーで人気だ。
昨年...