文学周遊谷崎潤一郎「蘆刈」 大阪・島本町
思うに院のおながめになったのはそういうけしきであったに違いない

2020/10/31付
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日本経済新聞 夕刊
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〈見わたせば山もとかすむ水無瀬川夕べは秋となに思ひけん〉。なぜ、今まで夕暮れといえば秋がいちばんと思っていたのだろう。春の夕景はこんなにも美しいのに……。

「後鳥羽院一代の絶唱であるのみならず、『新古今』の代表的な秀歌である。和歌史上最高の作品の一つと呼んでもいいかもしれない」(丸谷才一「後鳥羽院 第二版」)

京都と大阪の境。サントリー山崎蒸留所がある大阪府島本町の水無瀬川のほとりに、かつて後鳥…

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