自治体の第三セクター消失、10年で800超
経営悪化、コロナも打撃 解散や譲渡相次ぐ
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自治体が出資する第三セクター(三セク)の解散や統合が相次いでいる。観光施設やスキー場事業者などの経営悪化が相次いで表面化し、全国の団体数は10年前と比べて800超減少している。事業低調な三セクは将来の財政リスクにつながるとみて、自治体が整理を加速させる。
2021年3月末時点の団体数は6461団体と19年3月末から136減った。新型コロナウイルス禍で訪日外国人の需要が蒸発。21年4月以降も都道府...