コロナ貸し付け、迫る返済 来年1月から
総額1.4兆円 生活再建なお見えず、自己破産選択も
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新型コロナウイルス禍で収入が減った世帯に無利子で生活資金を貸し付ける国の「生活福祉資金の特例貸付」の申請が9月末で終わった。貸付総額はリーマン・ショック時の約20倍の1.4兆円に上り、2023年1月から返済が始まる。特例貸付は生活再建に寄与したが、長引くコロナ禍で貧困から抜け出せない人も多い。貸付金の回収が進まない可能性があり、返済計画づくりなど支援の強化が求められている。
「収入が元に戻らない...