富士通、3度目の失態 東証システム障害
教訓生きず、DX軸の成長戦略に暗雲
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日本株の売買インフラを担う東京証券取引所で1日、異例のシステム障害が発生した。引き金となった基幹システム「アローヘッド」の設計・開発を手掛ける富士通の東証のシステムを巡る大きな失態は、2005年、12年に続き3度目。足元では、デジタルトランスフォーメーション(DX)企業への転身を掲げて業績は堅調だが、信用が揺らぎ失速しかねない。(1面参照)
「なんで繰り返しこうなっちゃったのか」。1日夜、富士通...