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泣きぬれる知性

坂井修一

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石川啄木というと、感傷家のイメージが強い。

 東海(とうかい)の小島(こじま)の磯(いそ)の白砂(しらすな)に

 われ泣(な)きぬれて

 蟹(かに)とたはむる

『一握の砂』

 たはむれに母を背負(せお)ひて

 そのあまり軽(かろ)きに泣きて

 三歩あゆまず

こんな歌がすぐ浮かぶ。

啄木の人気は、こうした感傷性に支えられている。家庭の貧困。文芸家としての挫折。結核による夭折(ようせつ)。そんな不幸の...

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