コロナ注目論文、米中が圧倒
ワクチン・治療の共有進む 政治対立、研究推進に懸念
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日本経済新聞社は学術データ大手の英クラリベイトと共同で、新型コロナウイルス研究に関する国別の動向を分析した。論文の注目度を表す被引用数で中国が1位、米国が2位だった。論文の量だけでなく質でも米中が他国を圧倒し、2強体制でけん引している。ただ米中のデカップリング(分断)が顕在化しており、研究推進への懸念が広がる可能性もある。
研究論文の世界では、数以上に、ほかの研究にどれくらい引用されるかという被...