〈Nextストーリー ミレニアル新常態の主役〉(4)残業も廃棄もゼロ
ステーキ丼1日100食限定、利益より家族の幸せ
[有料会員限定]
「完売」。8月の平日午前11時すぎ、ステーキ丼専門店「佰食屋」(京都市)店頭に看板が掲げられた。1日100食限定の飲食店。開店は11時だが、ほぼ毎日昼前にその日の分の整理券を配り終える。「せっかく来ていただいたのに申し訳ありません」。経営者の中村朱美(36)は完売を知らずに来店した客に深々と頭を下げる。
100食限定は2012年の開店から貫くポリシーだ。メニューは看板商品のステーキ丼とハンバーグ定...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1208文字