大気からCO2回収急拡大
米オキシデンタル、100万トン処理70基 石炭回帰で需要高まる
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空気中の二酸化炭素(CO2)を回収する技術「直接空気回収(DAC)」の大規模な導入計画が相次ぐ。米石油・ガス大手オキシデンタル・ペトロリアムなどは年最大100万トン回収するプラントを、2035年までに70基つくるなど以前の予測を上回るペースで拡大する。ロシアのウクライナ侵攻後、欧州などで石炭利用が増えており、DACへの期待は大きい。
DACはCO2を吸着するアミン溶液や特殊な分離膜などを使い、空...