ケニア、民族主義から転換
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ケニア建国の父であるジョモ・ケニヤッタ初代大統領は、自身が属する国内最大の民族集団のキクユ族は「民主主義の原則」に沿って自治を行うとの記述を残した。
しかし選挙では民族ごとに票が分かれ、名家の出身者の選出が長く続いてきた。このため8月の大統領選でキクユ族の大多数がカレンジン族のウィリアム・ルト氏に投票したことは、初代大統領の後継者たちに衝撃を与えた。
ルト氏は政界の大物に立ち向かう「行動する男」...
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