雇用不安の長期化への備えを固めよう
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新型コロナ禍で雇用情勢が厳しさを増している。感染の収束が見通せないままだと、雇用不安は長期化する。失職した人が別の仕事を見つけられる仕組みを早急に整える必要がある。コロナ禍を奇貨として、流動性の高い労働市場づくりを進めるときだ。
総務省の労働力調査によると、7月は完全失業率が2.9%と前月から0.1ポイント高まった。2019年末に2.2%まで下がったが、上昇傾向に転じている。
4月に597万人を数...
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