日本の大学は国際化するか 求められる多様性の確保
一橋大学教授 太田浩
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2008年、留学生30万人計画は日本の大学の国際化を推進し、少子高齢化による人材不足の解決に寄与する目的で始まった。海外から優秀な留学生を誘致し、大学で教育を受けさせ、卒業後は日本企業への就職を支援し、日本の経済と社会を支える高度人材として活躍してもらうことを企図した。
●出稼ぎ留学生増加
19年には留学生数が31万を超え、数値目標は一年前倒しで達成された。しかし当初の目的を達成できたとは言い難い...
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