日本、承認後れ懸念
ルール変更多発が課題
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世界でがん免疫薬の開発が広がるなか、日本では「ドラッグラグ(新薬承認の後れ)」が懸念されている。医薬産業政策研究所(東京・中央)によると、2020年までの5年間に欧米で承認された抗がん剤のうち、7割が日本で未承認だ。
日本での承認に向けた臨床試験(治験)がない新薬もある。背景には16年以降で、約60回にのぼる薬価のルール変更がある。国は保険財政の維持で薬価を引き下げるが、後出しジャンケンのような...
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