がん治療「耐える力」評価へ
高齢患者の健康状態、事前に考慮 運動能力・認知機能を点数化
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がん患者の7割強を占める高齢者の健康状態や認知機能などを事前に詳しく調べ、一人ひとりの「耐える力」を把握して治療をする動きが活発になってきた。高齢者は同じ年齢でも健康状態などの個人差が大きく、抗がん剤の効き方や副作用など体への影響や負担の違いが生じやすい。超高齢化社会のがん治療として普及する兆しが出てきた。
福岡県に住む90歳代の男性は舌がんを患い、九州がんセンター(福岡市)を受診した。高齢のた...