「帳簿の世界史」の新局面
編集委員 小平龍四郎
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米アップルの時価総額が2兆ドルを突破した。日経電子版拙稿「アップル、時価総額2兆ドルの隠し味」(8月10日)で指摘したように、好調な企業業績だけでなく、野心的な脱炭素目標がESG(環境・社会・統治)マネーをひきつけている、というのが筆者の見立てだ。
ESGの取り組みがブランド価値を高め市場価値の向上につながる道筋を、アップル株の上昇は示している。ビジネスの社会的影響を重層的に分析すべき時代だ。...
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