欧州、運行・保守で分担
日本、官民の議論必要
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鉄道発祥の地でもある欧州では上下分離方式の役割分担が浸透している。「上」の列車運行を鉄道会社が担い、線路や駅などインフラの保守点検や整備といった「下」のコストは行政が引き受ける。鉄道網の維持に公的資金を投入するコンセンサスが確立されている。
欧州では1990年代に国営鉄道の民営化が相次ぎ「国は地域の足を守るのを前提に赤字覚悟で積極的に関わっている」(東洋学園大学の小林大祐准教授)。ドイツは州のロ...
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