景気後退は悪いことなのか
[有料会員限定]
政府は2018年10月を景気の山と認定した。その一方で毎月出される月例経済報告では20年の初めまで、景気について「回復」という判断を続けた。戦後最長の景気拡大を実現したかったのだろうが、そもそも景気後退を認めることが政策運営の失敗と、評価されるのを恐れたのではないか。
しかし景気後退は政府が思っているほど悪いことではない。回復と後退という景気変動を繰り返しながら、経済は成長していく。経済に自律的...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り536文字
関連キーワード