〈成長の未来図〉知で越える危機(5) ケインズの予言、生産性で誤算
人×テック、労働力拡張
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「日本はいずれ存在しなくなる」。米起業家のイーロン・マスク氏は5月、こんな物騒なツイートで人口減少に警鐘を鳴らした。労働力の減少が避けられないなら、それを補う存在が必要になる。マスク氏が率いる米テスラはヒト型ロボットを開発し、9月の試作品公開へ準備を急ぐ。
英経済学者のケインズは1930年、「100年後には週15時間働けば十分な時代が到来する」と予言した。機械の導入による生産性の向上が未来の人々...
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