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食料危機の行方(中) 供給網の綻び、混乱拡大招く

三石誠司・宮城大学教授

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食料危機の声が聞かれ始めた。グテレス国連事務総長は5月、2億7600万人が深刻な食料不足に陥っていると指摘した。日本でも食料安全保障に関する関心が高まっている。本稿では穀物や植物油の原料となる油糧種子のフードシステムの観点から検討したい。

農地の準備、施肥、播種(はしゅ)、生育、収穫という一連の流れは多くの農産物に共通だ。だが現実の穀物・油糧種子には品目ごとに異なる最終需要に対応したグローバルフ...

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