原発事故、東電に全賠償責任
救済指針の見直し焦点
[有料会員限定]
東京電力福島第1原子力発電所事故を巡り最高裁は17日、東電を規制する立場だった国の責任を認めず、賠償責任はすべて東電が負うこととなった。一連の訴訟で政府の指針を上回る金額の賠償命令が既に確定。今後は訴訟に加わっていない避難者にも適用される賠償基準の指針を見直すかどうかが焦点になる。(1面参照)
原発事故の避難者への賠償の枠組みが決まったのは、事故から5カ月後の2011年8月だ。外部有識者で構成す...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1366文字