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赤神諒「太陽の門」(146)

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第6章 マドリードの雨

リックは今夜も不機嫌だった。

いつものように、カウンター隅の席に座り、ヘレスをしたたかに呷(あお)った。

夜の深さも底を打って、閉店近いマニャーナには、なじみの客だけが残る。その頃には、ほろ苦い酔いに、後悔と眠気を伴った開放感も手伝って、カウンターはささやかなサロンと化した。

用心棒に復職したリックはもちろん、途中からは帳簿仕事を終えたフェラーリと、料理の後片付けを済ませ...

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