r>g時代の税制を考える
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フランスの経済学者ピケティは「21世紀の資本」で、世界20カ国以上の200年に及ぶデータを集計し、株や不動産投資など資本ストックの収益率(r)が経済成長率(g)より常に大きかったことを実証し、今後も、その状態が続くと予測した。富裕層は再投資によって富を雪だるま式に増やす一方、勤労者は経済成長並みの所得の伸びしか期待できず、双方の格差は21世紀を通じて継続的に拡大する。放置しておくと社会が分断され...
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