国産ニンジン 卸値3倍
7月上旬、生育不良や給食再開で 大雨で野菜全般高値
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国産ニンジンが高騰している。東京市場の7月上旬の卸値は前年同期の約3倍。生育不良で供給量が少ないところに学校給食や外食向け需要の再開が重なった。輸入品も農薬の検出問題で一時的に滞り、国産の需要増に拍車がかかった。市場には7月いっぱい高値が続くとの見方が多い。
ニンジンの2018年産の国内出荷量は約40万トン。国産野菜でハクサイに次ぐ8番目の多さで、相場高騰は家庭用、業務用とも影響が大きい。
東京...