春秋

2020/7/8付
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日本経済新聞 朝刊
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古代ギリシャの盟主アテナイはスパルタとの開戦翌年の紀元前430年、疫病に見舞われた。歴史家トゥキュディデスは「戦史」のなかで、そのときの病状の経過について書いている。患者の観察に加え、自分がかかった経験ももとにした描写というだけあって克明だ。

▼突然、頭部が発熱し目は充血。続いて咽頭が痛み声はしわがれ、苦痛は胸部へ。皮膚は赤みを帯びた鉛色を呈し、体が熱く裸になるほかない……。詳しく記したのは今後の…

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