債務の別管理、欧州に遅れ
宙に浮く「コロナ特別会計」構想 増税を想起、慎重な意見も
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新型コロナウイルス対策で膨らんだ債務処理の議論が進まない。特別会計で管理する構想も浮かんだが、夏の参院選を前に増税論を想起させかねないとして慎重な意見が根強く、先送りされている。米欧は債務を区分したり、復興基金を創設したりしてコロナ後の財政正常化も見据える。物価高などで歳出圧力が強まる中、透明性を高める取り組みが問われている。
「経済を立て直し、財政健全化に向けて取り組む中で検討する必要がある」...