こころの玉手箱仏文学者 宮下志朗(4) イタリア周遊切符

2020/7/2付
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日本経済新聞 夕刊
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こうしてフランス語・フランス文学の専門家として生きてきたが、専門だと好きも嫌いもないし、責任も生じてくる。そうではなくて、常に憧れるという幸福な対象が愛するイタリアだ。

「使用開始から1カ月有効、3000キロメートルまで」という条件の切符をパリで買い、夜行列車でミラノへ。ヴェネツィア、タラント、ナポリ、ローマ等、時計回りに周遊してフィレンツェで安宿を見つけたところで1カ月の期限が切れた。

でも2…

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