国交省の統計不正、過大計上最大年5兆円も
秋までにデータ修正、信頼回復の道険しく
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国土交通省は13日、不正処理のあった「建設工事受注動態統計」のデータ修正に関する報告書をまとめた。二重計上が発覚した2013年度以降の過大計上は最大で年5兆円規模になる可能性がある。国内総生産(GDP)への影響は軽微とみられるが、政府統計の信頼は揺らぐ。国交省は今秋までにデータを修正し、再発防止策もまとめる。
建設工事受注動態統計は国の基幹統計のひとつで、GDPの算出に間接的に使う。全国の建設業...