ローム社長 松本功氏(上)
半導体製造、世界標準探る
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■ロームの松本功社長(59)は1990年代、半導体製造工程の技術開発に取り組んだ。
ロームは当時、半導体業界の「異端児」と呼ばれていました。最先端のメモリーとは一線を画し、カスタムICという独自路線を歩んでいたからです。
一方でメモリーや先端ロジック品を手掛けていなかったため微細化などで後れを取り、歩留まり改善がうまくいかないという問題も浮上しました。そこで94年、ロームの製造プロセスを世界標準に...
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