人口減少社会と移民政策(4) 「単純労働」を支え続けた外国人
国士舘大学教授 鈴木江理子
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日本で働く外国人労働者数は2008年以降、毎年10月末現在の雇用状況届け出数が公表されています。届け出の対象は、雇用されているニューカマー外国人で、08年の48.6万人から、16年には100万人を超えました。新型コロナウイルスの感染拡大で増加率は鈍化したものの、21年には172.7万人と過去最高を記録しています。
この制度が導入された当初は、雇用主からの届け出が徹底されず、実態よりも公表数値がか...
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