出航判断、厳格化の動き 観光船事故で国は制度見直しへ
風速基準改定の事業者も
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北海道・知床半島沖のオホーツク海で観光船が遭難した事故は、荒天の予報を知りながら出航した運営会社の判断が問題視されている。波高や風速などの気象条件は運航可否を決める基準の一つで、他の地域では事故を踏まえて厳格化する動きも出ている。事態を重くみた国も、船長だけでなく複数人で出航を判断するなど制度の見直しに向けて議論を始めた。
岩手県でクルーズ船(定員92人)を運航する陸中たのはた(田野畑村)。4~...