旭化成、CO2排出量開示 樹脂製品1万品目
EU規制に対応
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旭化成は5月から自動車や家電向けの樹脂で原料の調達から生産までに排出した二酸化炭素(CO2)の量を顧客に開示する。樹脂製品の5割強に当たる1万品目が対象だ。欧州連合(EU)は2027年から基準より排出量の多い一部の自動車部品などの輸入を禁じる方向で、顧客の車大手などが開示を求めている。脱炭素への対応力が化学メーカーの競争力を左右し始めた。
石油を原料に使う化学産業はCO2の排出量が多い。国際エネ...
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