百貨店、ようやく慣行修正
帳票共通化/納品時間を柔軟に 取引先の業務負担軽減
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百貨店各社が業界独自の慣行を見直す。各社で異なっていた納品依頼の伝票類を2023年度から標準化し、百貨店ごとの専用値札も2025年度までに全廃する。夜間の検品作業が必要だった慣習もやめる。小売業では人手不足や消費市場の頭打ちを背景に取引先も巻き込んだ業務効率化が進むが、百貨店は遅れていた。「ムリ・ムダ」な業務をなくして納入業者の負担軽減につなげ、将来的な取引条件の改善も期待する。
百貨店は大半の...