春秋

2020/5/26付
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日本経済新聞 朝刊
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漫画家の手塚治虫さんが、自らの戦時中の体験を「紙の砦(とりで)」という作品に残している。大阪の旧制中学で軍事教練に明け暮れる日々。書きためた絵を動員先の上役に破られ、時に敵機の偵察にかり出されたり、大空襲で炎の中を右往左往したりと極限の青春が描かれる。

▼そして迎えた8月15日。戦争に負けたとの噂に街へ出た。焼け残った家に明かりがともる光景を目の当たりにする。敵の来襲に備えた灯火の制限がなくなった…

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