独電力大手が石炭に回帰 RWE、停止発電所の稼働検討
ロシア産ガスを代替 脱炭素先送り
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【フランクフルト=深尾幸生】ドイツの電力大手が天然ガスの脱ロシアに向けて石炭火力発電の拡大へ準備を始めた。独発電最大手RWEは停止した発電所の再稼働や、停止が決まっている発電所の運転延長を検討する。ドイツ政府は脱石炭火力を温暖化対策の柱に据えてきたが、電力の安定供給を優先する中で、先送りを余儀なくされている。
RWEは2021年に運転を停止したハムやウェストファーレン、一部が非常用予備容量として...
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