こころの玉手箱作家 長嶋有(1) 古道具ニコニコ堂

2020/5/25付
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日本経済新聞 夕刊
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僕が3歳のときに両親が離婚して、母とともに北海道に移り住んだ。だが、それで父と疎遠になったわけでもなく、夏と冬の長期休暇は東京で過ごした(親同士でそのように取り決められていたようだ)。

都会で、開放的な夏(冬)休みにのみ過ごすせいか、父との生活には「イベント」めいた、浮ついた気分が多分にあった。

父は東京の国分寺で古道具店「ニコニコ堂」をやっていたが、店の名前も子供にも親しみやすい楽しそうなもの…

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