復興のその先へ(4)津波の記憶、VRでつなぐ
遠隔で体験、防災研修2000人 若い語り部育成にも力
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東日本大震災の発生から11日で11年となった。時の経過とともに震災の経験を未来につなげる語り部たちは年を重ねていく。教訓をどう継承していくかはどの災害にも共通する課題だ。近年は記憶の継承に、仮想現実(VR)の新たな技術が一役買う。幼かった被災地の子どもたちも「風化させたくない」との思いから、次世代の語り部へと手を挙げている。(1面参照)
「当時、職員が身をていして津波をかぶる直前まで避難誘導を呼...