人を生かす経営が問う覚悟
論説委員 半沢二喜
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この春の産業界の労使交渉で、「人への投資」がキーワードになっている。投資には賃金はもちろん、人を育て生かすための費用も含まれる。成長の源泉が人材であるという「人的資本経営」で日本企業は欧米に後れを取ってきた。立て直しが必要だ。
気になる調査結果がある。リクルートが昨年秋に実施した人事担当者向けアンケートだ。国際標準化機構(ISO)が定める人的資本の情報開示の指針「ISO30414」をベースに、人...
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