統合失調症薬の効用 仕組みを実験で発見
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■東京大学 河西春郎教授らは統合失調症の薬が妄想などを抑える仕組みの一端をマウスの実験で見つけた。この薬は神経細胞でドーパミン受容体の働きを妨げるが、なぜ効くかは不明だった。
統合失調症は約100人に1人が発症するとされる。幻覚や妄想などの症状がある。若年での発症が多いが薬の効果は限られている。
研究チームは特定の周波数の音を鳴らすとともにマウスに水を与える実験をした。マウ...
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