銀行融資伸び悩み 1月7県で減少
不動産向け需要一巡 投資手控え、鈍化長期化も
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銀行融資の伸びが鈍っている。都道府県別にみると1月は奈良県や山形県など7県が減少し、一時は3%台だった全国ベースの伸び率も2.2%まで下がった。大規模な金融緩和政策の導入から約7年になり、企業の資金需要が一巡したとの見方が出ている。足元では新型コロナウイルスによる感染拡大の影響が影を落とす。銀行は超低金利で融資の拡大に慎重だ。
日銀の統計によると1月の融資残高は青森、秋田、山形、静岡、奈良、山口、佐賀...
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