春秋

2020/2/27付
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日本経済新聞 朝刊
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埼玉県秩父市の中堅流通業、矢尾百貨店は、江戸中期に矢尾喜兵衛という近江商人が酒造業で創業した。「三方よし」の理念を掲げ、社会貢献の「世間よし」では天保の大飢饉(ききん)のときに、白米の安売りや施しをしたことで知られる。ただ、ほかにも興味深い事実がある。

▼債権者や出資者との関係である。初代は地元有力者から酒蔵や酒造道具を借り受け、年に15両を支払った。当時の従業員の給料が年2両というから少なくない…

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